次男の結婚が決まったよ!
そう連絡が入ったのは東京に住む主人の姉からでした。
3年前に夫を突然亡くした義姉は、その死を受け入れるまでには時間がかかったことでしょう。義兄が亡くなった年は長男くんの結婚も控えていたのですが、その晴れ姿を見ることもなく天国へと旅立ってしまい、その現実と向き合いながら気丈に振る舞い翌年には無事に長男の結婚式を執り行った義姉は本当に芯の強い女性だと改めて実感しました。
当日の披露宴には亡くなった義兄が好きだった色のドレスをセレクトしてくれた新婦。
そのエピソードを司会の方が紹介してくれた時には、えっホントに?一生に一度の晴れ舞台に義父の好きなカラーを選んでくれるなんて・・・お義兄さん、長男くんは素敵なお嫁さんもらったね。そんな風に感じた事を思い出しました。
そして次は次男君。義姉が嬉しそうに報告してくれた時、「まだ両家の顔合わせしただけなんだけどね~」と言いつつも、なんだかホっとした様子で、こちらも温かな気持ちが込み上げてきて、結婚式挙げるかな~、次男君の選んだお嫁ちゃんはどんな女性かな~などと、私もささやかな幸せをいただいた一時でした。
ご披露宴にご出席くださるゲストの方々には、職場の皆様やご友人の皆様、そして下手の方でそっと二人の幸せそうな姿を見守ってくださっているご親戚の皆様、全ての方々がそれぞれの立場で二人が歩んできた道のりを思い浮かべながら祝福してくれていると言うことを心に留めて結婚式の司会台に立ちたいと改めて感じた今日この頃でした。
( M )